FAQ(良くある質問)
全身の健康に関わってくるからです。大げさかとお思いかも知れませんが、口の中が不潔になり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
また、よくかめなくなり、胃腸も悪くなります。
場合によれば顎関節症になり易くなると言われています。頭痛、目まい、手足のしびれや目まいなど、慢性的な不定愁訴もかみ合わせが原因になっていることもあります。
健康だけでなく、性格にも影響が及びます。発音が不明瞭になったり、歯並びの悪さがコンプレックスにつながり内向的な性格になることもあります。成長期の子供にとってその影響は少なくありません。元気な子供に育てるためには、是非早めにやっておきたい治療です。
矯正治療時期は永久歯の前歯の生えてくる6歳から7歳、永久歯が生え揃う11歳から12歳とが一般的ですが、歯のはえ方により、早めにまたは遅らせて治療することがありますので、気がつかれたら早めに矯正専門の歯科医師にご相談されるのがいいと思います。
乳歯の段階で歯並びが悪いと、永久歯に生え変わっても歯並びが悪いことがよくあります。歯だけの問題であれば、永久歯に生え変わってから矯正すればいいと思いますが、骨格に異常がある場合、早めの治療が必要です。
こども矯正の場合あごの骨が成長途上にある小学校の3年生ごろまでに矯正したほうがいいと思います。また指しゃぶりやかみ癖などがあると、不正咬合が成長とともにひどくなることがありますから、一度矯正歯科に相談されるといいでしょう。癖など、直せるものは直して、これ以上ひどくしないことが肝要です。
もちろん可能です。
歯の周りの歯周組織が健全であれば、いくつになっても歯は動かせます。従って、大人でも矯正治療は可能ということになります。ただし被せ物が多い方や歯の数が少なくなってしまっている場合など治療に制限が出る場合があります。
当院では6歳から50歳くらいの方まで治療しておりますので御安心を。
小さいころから、歯ごたえのある固いものをよく食べる習慣をもつことです。
そうすればあごの骨や、噛む筋肉が発達し、バランスのとれたあごや歯並びになります。また小さいころから悪い癖、指しゃぶりや舌癖などがあると出っ歯や開咬になることがあります、また、頬づえなどそういう癖があったら早めに直しておきましょう。
また、鼻疾患であるアデノイド、鼻炎、蓄膿症など、耳鼻科の病気が不正咬合の原因になることもありますので口呼吸をしていないかどうか、注意してあげてください。
矯正の通院期間は人により異なりますが、マルチブラケット装置で治療期間は2年間ほどで、通院は月1回、保定期間中は3~6ヶ月に1度となります。
インビザラインは1〜2ヶ月に1度の来院となり、マルチブラケット治療より早く終わる事が多いです。
矯正を躊躇する理由のひとつに、矯正装置の見た目があります。
たしかにいままでの装置は、ブラケット(歯につける金具)が金属でできていたため、口を開けるとぎらっと光り、目立ちました。ところが今はプラスチック(透明)やセラミック(歯と同じ白色)のブラケットや白いワイヤーができて、口を開けても目立ちません。
また、インビザライン(透明なマウスピース型矯正)、装置を歯の裏側につける舌側矯正などもあります。当院では透明なプラスチックブラケットの目立たないブラケットを使っていますが、世の中には数十種類のブラケットがあり、すべての矯正歯科でこうした目立たない装置を使っているわけではありませんのでどのような装置が装着されるのか実物をみてよく確認したほうがいいでしょう。
歯の大きさと顎の骨の大きさのバランスや歯の位置によりどうしても抜かないといけない場合はあります。ただ、咬み合わせの状態や治療開始の年齢により、抜かなくてもいい場合もありますので、ご相談されるのがいいと思います。抜歯、非抜歯については診断する矯正医により判断が分かれるのでよくご確認いただいた方がいいでしょう。
矯正装置で歯を動かしていきますので、調整をして次の日など、歯が動きはじめる時には僅かに押される痛みを感じます。
これは2、3日でほぼなくなります。痛みの感じ方は人により、異なりますので、どうしても痛みを感じやすい人は通院後2、3日は軽い痛み止めを飲まれるのがいいと思います。
痛みが1週間以上続くようなら御相談下さい。当院では痛みの少ないインビザラインやデイモンシステムなど患者様にやさしい矯正装置を揃えております。
装置が入る前とは、みがき方は異なります。歯みがきをよくすることは矯正治療には大切です。当院では装置が入る前には歯みがきの基本を、装置が入ってからは専用の歯ぶらしで装置に合わせたみがき方を指導しています。難しいことではないのですが、コツがありますので、徹底的に御教えしますので御安心下さい。
矯正中は虫歯になり易いと言われます。
家庭で患者さんが歯みがきを丁寧にすることと、フッ素を用いて予防することが大切です。また、器械で細かい所まで磨き、フッ素を塗布することにより、より確かな予防をします。
歯みがきをていねいにし、フッ素による予防をすれば、新しくできるむし歯を最小限にできます。万一できた場合は治療を一時中止して、むし歯の治療をしてから、矯正治療を再開します。1ヵ月に一度診てもらっていればむし歯は初期の場合ですから、短期間で治療できる場合が多いです。
歯は常に動いています。特に矯正した歯は、どうしてももとの位置に戻ろうとする力が働きますから、放っておくと少しずつ歯並びが悪くなっていくことがあるのです。したがって、理想的なのは、矯正後も定期的に、矯正医で歯並びをチェックすることです。一生きれいな歯並びを維持することが、矯正の目的だということを忘れないで下さい。